こんにちは、ジョンです。
つぶやきVol.1です。
最近、FACIMから購入して
"The Experience of A Course in Miracles:
A Commentary on the section “Development of Trust"
(ケン・ワプニック博士のオーディオレクチャー)
を聞いていたので、それについて少し書いてみたいと思います。
ワプニック博士の話の中で
かなり強調していたことのひとつが
フロイトの精神分析の例。
ご存知の方もいるかもしれないけど、
精神分析はとにかく時間がかかるものです。
フロイトはたくさんのクライアントに対して
何年も精神分析を重ねてきました。
そこで、もし早くクライアントが良くなったり、結果が出た場合、
自分自身の十分な経験と洞察力から
「それは悪いサインだ」
と言っていたというのです。
なぜかというと、
自分の無意識の内側を見るのがあまりにも怖いので
それをしないで済むように
すぐに良くなったふりをしてしまう人がいる、
ということです。
ワプニック博士は、
コースもすごく似たところがあることを強調していた。
エゴの抵抗は物凄いものがあります。
なので、
気付かれないように、多くの巧みな方法で
抵抗してくるものです。
スピリチュアルな前進を妨げる一番の問題はこの抵抗です。
実際、すぐに良くなってしまう、ということはそれだけその人が
本質的なことにさらに蓋をしてしまって、本当の癒しを難しくしてしまう、
とすらワプニックさんは述べてました。
その他には、
世の中には早い結果を求めるあまり
色々なショートカットを見つけようとする人がいるけど
それが可能なら
イエスが最初からそのようなカリキュラムにしていたと思わないか?
と問いかけていた。
そして
「ワークを24時間で完了する方法を生み出した!」
と言い出した人もいたそう。
これは冗談でもなんでもなくて
その人はかなり真面目なコース学習者だったそうです。
自分の方がイエスより早く結果を出せるものを作り出せるとでも
思い込んでしまったみたいに。
でも、こういうことを、
僕たちはすぐやろうとしてしまう悪い癖を皆持っている。
これもまた、
気付かれないように多くの巧みな方法で
抵抗してくるエゴの天才的なところ。
本当に、Spiritual Visionでこの世界を生きたいなら
「一番のショートカットはコースをルール通りにやること!」
とにかくコツコツとやるしかない。
面倒くさいと思ってしまうことを
コツコツやることが一番の近道って、
「いそがばまわれ」
という先人の知恵があるけど
確実に目標にたどり着きたい時の教訓が
もうすでにあるっていうことは、
やっぱり、自分でショートカットの方法を見つけても
うまくいかなかったか、とても困難なものだったってことだよね。
ゲイリー・R・レナード氏の本にも
「コースを読むコツはゆっくり読むこと」
とあったけど本当にそれしかないと思う。
目の前の問題にぶち当たった時
立ち止まって内側を見ようとする。
それは怖いし、嫌だし、避けたいし
できるだけ楽をしたいと思ってしまうけど
そこで勇気を振り絞って聖霊とともに見ていくと
「そこには何もなかった」
ということに最終的には気がつく。
そのプロセスが奇跡で、これをただ普通に、
当たり前のように繰り返すしかない。
それと、人によって進歩や変化が違うけど、
それは当然なこと。
エゴには物凄く多くのバリエーションがあるのだから
それぞれ目覚めていく過程も違って見える。
ただ、それは表面的な違いであって、本質的なところでは皆同じです。
僕たちは、「ひとつの心」だから。
では、また。
更新日:
2016-08-20